ブルーベリー初心者におすすめの品種と選び方|3つの系統の違いと育てやすい組み合わせ【ベランダ鉢植えの実体験】
こんにちは!ブルーベリー初心者ちゃんです。
ブルーベリーを育ててみたいと調べてみたけれど、品種や種類が多すぎて、初心者はどれを選べばいいのかわからない…と迷っている方は多いのではないでしょうか。
私は2024年2月に、ラビットアイ系のブライトウェルとティフブルーの苗を通販で買い、ベランダの鉢植えで育てています。
本記事では
・ブルーベリーの3つの系統(ハイブッシュ系・サザンハイブッシュ系・ラビットアイ系)の違い
・初心者が品種を選ぶときの3つのポイント
・我が家が選んだ品種と、初心者が避けたい選び方
を、ベランダでブライトウェルとティフブルーを育てているブルーベリー初心者ちゃんが、実体験と調べた内容をもとに解説します。
これからブルーベリーの苗を買う方は、ぜひ参考にしてください。
結論:初心者が品種を選ぶときの3つのポイント
ブルーベリーの品種はとてもたくさんありますが、初心者が選ぶときは、次の3つを押さえておけば大きく失敗しにくくなります。
①住んでいる地域の気候に合う系統を選ぶ
(寒い地域はハイブッシュ系、暖かい地域はラビットアイ系・サザンハイブッシュ系)
②同じ系統の、違う品種を2本そろえる
③迷ったら、お店で「一緒に育てて受粉しやすい品種」を聞く
品種の名前を覚えるより先に、まずは「系統」と「2品種の組み合わせ」を決めるのがポイントです。順番に見ていきましょう。
ブルーベリーの3つの系統と特徴
家庭で育てるブルーベリーは、大きく分けて次の3つの系統(グループ)があります。
| 系統 | 向いている地域 | 特徴 | 品種の例 |
|---|---|---|---|
| ノーザンハイブッシュ系 | 寒冷地 | 香りと風味がよく、甘味と酸味のバランスがよい | スパルタン、デューク、ブルークロップ、ブルーレイ |
| サザンハイブッシュ系 | 暖地 | 暖かい地域向けのハイブッシュ系。果実の品質がよい | エメラルド、ジョージアジェム、シャープブルー、スター |
| ラビットアイ系 | 暖地 | 土壌への適応性や暑さへの強さがあり、木の勢いが強く実がたくさんなる品種が多い | ティフブルー、ホームベル、ウッダード、オースチン、クライマックス |
好む土の酸性度も少し違い、ハイブッシュ系はpH4.3〜4.8、ラビットアイ系はpH4.5〜5.5くらいが適しているとされています(全国農業改良普及支援協会などが提供する「みんなの農業広場」より)。どちらも酸性の土を好むので、鉢植えなら市販の「ブルーベリーの土」を使うと手軽です。
苗のラベルや通販の商品名には、「ラビットアイ系」「ハイブッシュ系」などの系統が書かれていることが多いので、買う前に確認しましょう。
ポイント①住んでいる地域で系統を選ぶ
最初に決めたいのが、住んでいる地域に合う系統です。
秋田県の資料では、秋田県のような寒冷地では、ラビットアイ系は冬に凍害を受けやすく、木の生育が悪く実も安定しないため適していないとされています。苗を買うときは「ハイブッシュブルーベリー」であることを確認するように書かれています。
反対に、暖かい地域ではラビットアイ系やサザンハイブッシュ系が向いています。長崎県の果樹試験場の資料では、ラビットアイ系の「ウッダード」「ホームベル」「ティフブルー」は、西南暖地で生育が優れて豊産性で、品質もよいとされています。
・秋田県のような寒い地域 → ハイブッシュ系(ノーザンハイブッシュ系)
・長崎県のような暖かい地域 → ラビットアイ系やサザンハイブッシュ系
同じ県の中でも、山間部と平地では寒さが違います。迷ったときは、お住まいの地域の園芸店などで相談してみてください。
ポイント②同じ系統の、違う品種を2本そろえる
品種選びでいちばん大事なのが、同じ系統の、違う品種を2本以上育てることです。
ブルーベリーは、どの系統もほかの品種の花粉で受粉したほうが、実の数や品質がよくなるとされています。特にラビットアイ系は、自分の花粉では実がつきにくい性質(自家不和合性)があるので、違う品種を一緒に植える必要があります。
注意したいのは、系統が違うと受粉の相手になりにくいことです。「みんなの農業広場」の解説では、ハイブッシュ系とラビットアイ系の品種どうしでは、十分に実がつかないとされています。
〇 ラビットアイ系 × ラビットアイ系(違う品種)
〇 ハイブッシュ系 × ハイブッシュ系(違う品種)
× 同じ品種を2本
× ラビットアイ系 × ハイブッシュ系
写真は、我が家の苗についていたラベルの裏です。「1本植えでも実は成りますが2品種以上混植した方がさらに実つきが良い」と書かれていました。
また、2つの品種の花が咲く時期がずれていると、うまく受粉できません。開花時期が同じころの品種を組み合わせましょう。
ラビットアイ系の代表的な品種
暖かい地域の初心者が選ぶことの多いラビットアイ系から、公的な試験場の資料で特徴が紹介されている品種を3つ紹介します。長崎県の果樹試験場で調べられた結果です。
| 品種 | 開花期 | 収穫期 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ティフブルー | 4月上旬 | 7月上旬〜8月上旬(やや遅い) | 木がまっすぐ上に伸びる(直立性)。強い枝が多く、木の勢いが強い |
| ホームベル | 3月下旬〜4月上旬 | 6月下旬〜8月上旬(やや早い) | 横に広がる(開帳性)。木の勢いはやや強い。果皮の色が濃い |
| ウッダード | 3月下旬〜4月上旬 | 6月下旬〜8月上旬(やや早い) | 横に広がる(開帳性)。花芽が多くつき、実がたくさんなる |
※長崎県での結果です。開花期や収穫期は、地域やその年の気候で変わります。
同じ資料では、3品種とも糖度はやや高く、食味はよいとされ、ラビットアイ系の栽培は「極く簡易で粗放的な管理で良い」とも書かれています。一方で、ラビットアイ系は自家不和合性なので、違う品種を一緒に植える必要があるとされています。
我が家が選んだ品種:ブライトウェルとティフブルー
我が家は、ラビットアイ系のブライトウェルとティフブルーの2品種を選びました。
ブルーベリー栽培の初心者として、いちばん避けたかったのは枯らしてしまうことです。暑さに強く、土への適応性もあるラビットアイ系なら育てやすいと考えました。そして、ラビットアイ系は別の品種を近くで一緒に育てると実つきが良くなるので、最初から2品種を選んでいます。
・品種:ブライトウェルとティフブルー(どちらもラビットアイ系)
・苗:2年生の挿し木苗(5号ポット)
・買った時期:2024年2月に通販で購入
・苗の値段:ティフブルー1,699円、ブライトウェル1,898円(2024年2月時点・税込)
・育て方:ベランダで8号のスリット鉢に植え、2つの鉢を近くに置いている
・受粉:鉢をそばに置いているだけで、人工授粉などは何もしていない
写真は、植え付け前のブライトウェルの苗です。ラベルには「ラビットアイ系ブルーベリー ブライトウェル」と系統と品種が書かれていました。
2024年は6粒の実がなり、8月に収穫しました。その後、バッタの食害やクロロシス(葉が黄色くなる症状)があり、花が咲かない年もありましたが、2026年は葉が緑色で、高さは1mくらいになり、花芽が少しつきました。
苗・鉢・土の用意や植え付けの手順は、こちらの記事で写真つきで紹介しています。
》ブルーベリーの鉢植えの植え付け方|土・鉢のサイズ・時期と費用を写真で紹介
初心者が避けたい品種の選び方
「この品種はおすすめしない」というより、選び方で失敗しやすいパターンがあります。苗を買う前に確認しておきましょう。
□ 寒い地域で、ラビットアイ系を選ぶ(冬に凍害を受けやすい)
□ 1本だけ買う(特にラビットアイ系は実がつきにくい)
□ 同じ品種を2本買う(受粉の相手になりにくい)
□ ラビットアイ系とハイブッシュ系を1本ずつ買う(系統が違うと実がつきにくい)
□ 系統がわからない苗を買う(ラベルや商品名で系統を確認する)
通販では、同じ系統の2品種をセットにした苗も売られています。組み合わせに迷ったら、お店の人に「一緒に育てて受粉しやすい品種」を聞いてみるのも安心です。
花が咲いても実がならないときの原因は、こちらの記事でまとめています。
》ブルーベリーの実がならない原因と対策|花は咲くのに実がつかない時に見直す5つのこと
よくある質問
Q. 初心者に育てやすいブルーベリーの品種は?
決まった1品種があるわけではなく、住んでいる地域に合う系統を選ぶことが大切です。暖かい地域ならラビットアイ系(ティフブルー、ホームベルなど)、寒い地域ならハイブッシュ系が向いています。我が家は暖かい地域向けのラビットアイ系を選びました。
Q. 1本だけでも実はなる?
我が家の苗のラベルには「1本植えでも実は成りますが2品種以上混植した方がさらに実つきが良い」と書かれていました。ただ、ラビットアイ系は自分の花粉では実がつきにくいので、同じ系統の別の品種と一緒に育てるのがおすすめです。
Q. 庭がなくても、鉢植えで育てられる?
育てられます。我が家はベランダで、8号のスリット鉢に植えて育てています。2024年は6粒と少なかったですが、ベランダの鉢植えでも実がなりました。
Q. 持っているブルーベリーの品種がわからないときは?
苗についていたラベルや、買ったお店の記録を確認しましょう。系統がわかれば、受粉の相手に同じ系統の別の品種を選べます。わからない場合は、買ったお店や園芸店に相談してみてください。
まとめ
ブルーベリー初心者が品種を選ぶときのポイントをまとめると、
①住んでいる地域に合う系統を選ぶ(寒い地域はハイブッシュ系、暖かい地域はラビットアイ系・サザンハイブッシュ系)
②同じ系統の、違う品種を2本そろえる(系統が違う組み合わせや、同じ品種2本は避ける)
③開花時期が同じころの品種を組み合わせる
④迷ったら、お店で「一緒に育てて受粉しやすい品種」を聞く
でした。
我が家は、ラビットアイ系のブライトウェルとティフブルーの2本をベランダで育てています。品種選びは、植えてから何年も続くブルーベリー栽培の最初の一歩です。ぜひ、自分の地域に合った2品種を選んでみてください。
ブルーベリー栽培の基本は、こちらの記事でまとめています。
ブルーベリー初心者ちゃん
ブルーベリー栽培の実体験を通してベランダ栽培方法をブルーベリー初心者ちゃんが教えます。
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