ブルーベリー鉢植えの肥料|時期・量・種類とあげ方、あげすぎ・不足のサイン【ベランダ栽培の実体験】
こんにちは!ブルーベリー初心者ちゃんです。
ブルーベリーを鉢植えで育て始めたけれど、肥料はいつあげるの?どれくらいの量?どんな肥料がいいの?と迷っている方は多いのではないでしょうか。
私はベランダで、ブルーベリーを鉢植えで育てています。2024年2月に苗と一緒にブルーベリー用の肥料を2種類買い、肥料をあげる時期に少しずつあげています。
本記事では
・ブルーベリーの肥料の基本(少なめでいい理由)
・肥料をあげる時期(寒肥・追肥・お礼肥)
・肥料の量と種類
・鉢植えでの肥料のあげ方
・肥料のあげすぎ・不足のサイン
を、ベランダでブライトウェルとティフブルーを育てているブルーベリー初心者ちゃんが、実体験と自治体などの資料をもとに解説します。
ブルーベリーの肥料に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
結論:ブルーベリーの肥料は「少なめ・ブルーベリー用・決まった時期」
ブルーベリーの肥料は、「ブルーベリー用の肥料を、決まった時期に、少なめにあげる」のが基本です。
・量:ブルーベリーはあまり肥料を必要としない。与えすぎると根を傷める(秋田県の資料)
・時期:休眠期〜春先が基本。実がなる木は、初夏の追肥と収穫後のお礼肥も(東京都中野区の資料)
・種類:迷ったら市販の「ブルーベリーの肥料」(中野区の資料)
・あげ方:株から離れた鉢のへりに埋め込む(中野区の資料)
秋田県の資料では、ブルーベリーは他の作物と違い、あまり肥料を必要としないとされています。逆に、肥料を与えすぎると根に障害が出て生育が悪くなり、枯れてしまうこともあるそうです。
「元気がないから肥料を足そう」と考えがちですが、ブルーベリーは「多ければいい」わけではありません。写真は、我が家が用意したブルーベリー用の肥料2種類です。
肥料をあげる時期:寒肥・追肥・お礼肥
中野区の資料では、実がなるようになったブルーベリーの肥料の年間スケジュールが、次のように紹介されています。
| 時期 | 肥料 | 内容 |
|---|---|---|
| 2月 | 寒肥(かんごえ) | 休眠期に与える |
| 5〜6月 | 追肥(ついひ) | 生育が盛んな初夏に与える |
| 7月中旬〜8月 | なし | 肥料はやらない |
| 9月 | お礼肥(おれいごえ) | 実を収穫したあとに与える |
長野県の施肥基準でも、大きく育った木は休眠期(11月〜3月)に元肥として与えるのが基本とされています。
一方で、木が若いうちは話が別です。中野区の資料では、株が若い成長期(1〜3年)はあまり肥料をやりすぎないように育て、3年目以降、収穫ができるようになったら株の様子を見て肥料をあげるようにすすめられています。秋田県の資料でも、植えてから2〜3年の間は、春先にごく少量をあげる程度とされています。
写真は、我が家のブルーベリーの3月の様子です。葉が落ちて枝だけになっている、この休眠期〜春先が、肥料をあげる基本の時期です。
植え付けたばかりの苗は、長野県の施肥基準では「根付く(活着する)までは肥料を与えない」とされています。我が家の苗のラベルにも、鉢植えの場合は「植え付け1ヶ月後」に肥料をあげると書かれていました。植え付けのやり方は、こちらの記事でまとめています。
》ブルーベリーの鉢植えの植え付け方|土・鉢のサイズ・時期と費用を写真で紹介
肥料の量:若い木は「ごく少量」
肥料の量は、使う肥料によって違うので、まずは肥料の袋に書かれた量を守るのが基本です。そのうえで、自治体の資料では次のような目安が紹介されています。
・植えてから2〜3年:春先に、ごく少量(軽くひとつまみ程度)(秋田県の資料)
・その後:葉の色が薄くなるなど、生育が悪くなったと感じたときに、その都度ごく少量を追肥(秋田県の資料)
・大きくなった木:1樹に小さじ1杯程度(窒素の量で10a当たり3〜7kg)でよいとされている(秋田県の資料。畑や庭に植えた木の目安)
長野県の施肥基準でも、植えてから2〜3年は、葉の色を参考にしながら、年々少しずつ量を増やし、何回かに分けて与えるとされています。
写真は、我が家の苗のラベルの裏です。鉢植えの場合、「肥料は植え付け1ヶ月後と毎年春先に玉肥を3〜5個位鉢の周りに埋め込む」と書かれていました。鉢植えは土の量が限られているので、ラベルや袋の量より多くあげないようにしましょう。
肥料の種類:迷ったら「ブルーベリー用の肥料」
ブルーベリーは、酸性の土(中野区の資料ではpH5.0前後、長野県の施肥基準ではpH4.3〜4.8)を好む植物です。肥料も、この「酸性の土」を保てるものを選ぶのがポイントです。
| 種類 | 資料での扱い |
|---|---|
| ブルーベリー用の肥料 | 中野区の資料でおすすめされている。肥料によっては土がアルカリ性になる可能性があるため |
| 硫安・化成肥料 | 秋田県の資料では「どのようなものでも大丈夫だが、やりすぎないように」とされている |
| 緩効性肥料(ゆっくり効く肥料) | 長野県の施肥基準では、速効性の肥料は根が濃度障害を起こしやすいため、若い木には緩効性の肥料が安全とされている |
| 鶏ふん・油かす | 我が家の苗のラベルでは、庭植えの場合に「鶏ふん、油かす、化成肥料等をまぜたもの」を毎年1〜2月頃に与えると書かれていた |
ブルーベリーは、窒素の中でもアンモニア態窒素のほうが生育が優れるといわれています(秋田県の試験場の報告)。長野県の施肥基準では、アメリカでは土のpHが5.0以上なら硫安、5.0以下なら尿素を使い分けていると紹介されています。
とはいえ、初心者が成分を見て肥料を選ぶのは大変です。鉢植えなら、袋に「ブルーベリー用」と書かれた肥料を選んで、袋の量を守るのがいちばん迷いません。写真は、我が家が使っているブルーベリー用の肥料の成分表示です。
土がアルカリ性に傾くと、葉が黄色くなる「クロロシス」の原因にもなります。肥料と葉の色の関係は、こちらの記事でくわしくまとめています。
》ブルーベリーのクロロシス対策|葉が黄色・白くなる原因とメネデールの使い方
鉢植えでの肥料のあげ方
鉢植えのブルーベリーに肥料をあげるときは、次の点に気をつけましょう。
・株から離れた鉢のへりに埋め込む(中野区の資料)
・根元のすぐ近くに、まとめて置かない
・袋やラベルに書かれた量を守る
・肥料をあげたあとも、いつも通り水やりをする
ブルーベリーは、あまり深くまで根を張らないため、土の乾燥に弱い性質があるとされています(秋田県の資料)。根が浅いぶん、肥料を根元に集中させると根を傷めやすいので、鉢のへりに分けて置くのが安心です。
写真は、我が家のベランダの2つの鉢です。苗のラベルにも、鉢植えの場合は玉肥を「鉢の周りに埋め込む」と書かれていました。
鉢植えの水やりは、こちらの記事でまとめています。
》ブルーベリー鉢植えの水やり|頻度・量・季節ごとの目安と水切れのサイン
肥料のあげすぎ・不足のサイン
肥料が多すぎても少なすぎても、ブルーベリーの育ち方に表れます。
| 考えられるサイン | |
|---|---|
| あげすぎ | 根に障害が出て生育が悪くなる、ひどいと枯れる(秋田県の資料)。速効性の肥料で根が濃度障害を起こす(長野県の施肥基準)。チッソが多いと、葉ばかり茂って花芽がつきにくくなることもある |
| 不足 | 葉の色が薄くなるなど、生育が悪くなる(秋田県の資料) |
秋田県の資料では、葉の色が薄くなるなど生育が悪くなったと感じたときに、その都度ごく少量を追肥する方法が紹介されています。一度にたくさんあげるのではなく、少しずつ様子を見るのがポイントです。
ただし、葉が黄色くなる原因は、肥料不足だけではありません。土の酸性が弱まった(クロロシス)、根詰まり、水切れ、日当たり不足なども考えられます。肥料を足す前に、ほかの原因も確認しましょう。
》ブルーベリーが育たない・大きくならない原因と対策|鉢植え初心者がチェックしたい6つのこと
葉はよく茂っているのに花が咲かないときは、こちらの記事も参考にしてください。
》ブルーベリーの花が咲かない・花芽がつかない原因と対策|葉っぱばかりの時に見直す6つのこと
我が家の肥料
我が家の肥料の使い方は、次の通りです。
・品種:ブライトウェルとティフブルー(どちらもラビットアイ系)
・肥料:ブルーベリー用の肥料2種類(各2kg)
・買った時期:2024年2月24日(苗・鉢と一緒に通販で購入)
・値段:2種類で3,636円(2024年2月時点・税込)
・あげ方:肥料をあげる時期に、少しずつ
写真は、植え付けのときに用意した肥料2種類と、ブルーベリーの土です。土の袋には、肥料は2月〜3月初旬ごろに、ゆっくり効く有機肥料をあげるのが良いと書かれていました。
我が家のブルーベリーは、バッタの食害とクロロシスが重なった翌年に、花が咲きませんでした。その後、メネデールを使ってじわじわと葉が緑に戻り、今はクロロシスはなくなっています。2026年の様子は、葉は緑色、高さは1mくらいで、花芽が少しつきました。
肥料の値段はお店や時期によって変わるので、購入するときに確認してください。
よくある質問
Q. ブルーベリーの肥料はいつあげる?
休眠期〜春先が基本です。実がなる木は、中野区の資料では2月の寒肥、5〜6月の追肥、9月のお礼肥の3回で、7月中旬〜8月はあげないとされています。木が若いうちは、春先にごく少量で十分です。
Q. 植え付けたばかりの苗に肥料はあげる?
長野県の施肥基準では、根付く(活着する)までは肥料を与えないとされています。我が家の苗のラベルには、鉢植えの場合は植え付け1ヶ月後に、と書かれていました。
Q. 油かすや鶏ふん、米ぬかは使える?
我が家の苗のラベルでは、庭植えの場合に鶏ふん・油かす・化成肥料などをまぜたものを与えると書かれていました。秋田県の資料でも、肥料はどのようなものでも大丈夫だが、やりすぎないように、とされています。ただし、中野区の資料では、肥料によっては土がアルカリ性になる可能性があるため、市販の「ブルーベリーの肥料」がすすめられています。米ぬかについては、今回確認した自治体の資料では触れられていませんでした。鉢植えでは、ブルーベリー用の肥料を選ぶのが安心です。
Q. 苦土石灰(石灰)はまいたほうがいい?
石灰は、酸性の土を中和するための資材です。ブルーベリーは酸性の土を好むので、ほかの野菜と同じ感覚でまかないようにしましょう。長野県の施肥基準では、アメリカではカルシウムはpH4.0以下の強い酸性の土以外では使っていないと紹介されています。
Q. 冬に肥料はあげる?
実がなるようになった木は、2月の休眠期に寒肥をあげる方法があります(中野区の資料)。冬の管理全体は、こちらの記事でまとめています。
》ブルーベリー鉢植えの冬越しと冬剪定|剪定しないとどうなる?なにもしていない我が家の実例
まとめ
ブルーベリーの鉢植えの肥料についてまとめると、
・ブルーベリーはあまり肥料を必要とせず、あげすぎると根を傷める
・時期は休眠期〜春先が基本。実がなる木は2月の寒肥・5〜6月の追肥・9月のお礼肥(7月中旬〜8月はあげない)
・植えてから2〜3年は、春先にごく少量
・肥料は市販の「ブルーベリー用の肥料」を選び、袋の量を守る
・鉢植えは、株から離れた鉢のへりに埋め込む
・葉の色が薄いときは、肥料不足だけでなく土の酸性や根詰まりも確認する
でした。
写真は、我が家のブルーベリーが2024年の夏に実をつけたときの様子です。肥料は「少なめ・決まった時期」を守って、鉢植えのブルーベリーを育てていきましょう。
ブルーベリーの育て方の全体は、こちらの記事でまとめています。
》ブルーベリーの育て方|鉢植え・ベランダ栽培の基本と1年の作業カレンダー
ブルーベリー初心者ちゃん
ブルーベリー栽培の実体験を通してベランダ栽培方法をブルーベリー初心者ちゃんが教えます。
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